子ども達は生まれながらにして
沢山の良い点を持っています。
それは個性と呼べるもので、
他の人とは違う面もあることが楽しいのです。
でも最近は、そんな個性が思わぬトラブルや
誤解を生んで、悩んでしまう子が増えています。
「どうして僕は友達の中で浮いてしまうのだろう。」
とか
「私は何か他の人と感覚が違っている様だけど、
どうしてだろう。」
等など・・・。

詩人の「金子みすゞ」は、その詩の中で
「みんなちがって、みんないい。」と言いましたが、
実際に学校やクラブ活動で感じることは、
それとはチョッと違うのではないですか・・・。
分かっているのに上手く言えなくて困ったこととか、
目が悪い訳じゃないのに
教科書や黒板の文字が読みづらいとか、
絵やグラフで説明してもらえたら分かるのに
文章だと何度読んでもピンと来ないとか。

そんな風にみんなとチョッと違っていることで
悩んだり困ったりしているのなら、
私達に相談しに来て欲しいですね。
直ぐにとか完全に解決するなんて
難しいかもしれないけど、
少しでも楽に出来る方法がないか、
先生と一緒に探して試して考えてみる。
そんな風にして子ども達をサポートするのが
私達の役目なのです。

学校や家庭で何がしかの生きづらさを感じている子は、文部科学省の発表で6.5%
(35人学級で2人以上)もいるとされています。
米国の最新の調査では6人に1人(つまり17%程度)
が該当すると発表されています。
つまり一学級に6人程度は何らかの
支援が必要ということになります。

未来は自分に自信を持ち自分の可能性を信じて
力を蓄えていくことで明るいものになっていきます。
人とチョッと違うといって悩んだり、上手くできなくて自信を無くしたりしている子ども達に、
昨日より一歩でも前に進んだことを
確認して自信を持たせ、
自己肯定感を芽生えさせることを
私達は一番大切にしています。

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